テヘランの気候
ケッペンの気候区分ではステップ気候(BSk)に属する。冬季は寒く、1981~2010年平年値での最寒月である1月の平均気温は5.1度、最低気温極値は-21°Cにもなる。冬季は降水量も多いため積雪になることもあり、北端の山々はスキー場となっている。一方、夏季は乾燥していて非常に暑く、ほとんど雨は降らない。しかし乾燥しているため、夜間は涼しくなる。最も暑い月である7月の平均気温は31.2度、最高気温極値は42.7度である。
テヘランはイラン国内では気候の穏やかな地域であるが、時折激しい気温の変動に見舞われる。観測史上の最高気温記録は43℃、最低気温記録は−15℃である。2008年の1月5日および6日には、わずかな雪が降った後に大寒波と大雪がテヘランを襲い、1月6日および7日には市評議会の要請を受けて政府は正式に非常事態を表明する事態となった[10]。2005年2月の大雪は市街全域に降り積もり、市の南部では積雪が15㎝、市の北部では1mにも及んだ。この時は70便以上のフライトが中止され、また多くの便で遅延が発生した。道路の除雪のために、1万台のブルドーザーと13000人の労働者が投入された[11][12]。
参照元:ウィキペディア「テヘラン」